「革命」ってのは「このままではリアルに死ぬ」という状況まで大衆の多数が追い込まれなければ発生しない。
なぜなら、最低限度の生活が営めているうちは、「社会を変える」より「自分を変える」戦略のほうが常に有利だから。







「バラバラだった国が(共同体が)(みんなが)ひとつになった!」と感じるような状況が生まれたならば、それはきっと外部に強大な「敵」が設定されたということなのだ。






アイドルは「仕事最優先」で当然なのか ハロプロ和田彩花、「成人式」出席できず激怒
http://careerconnection.jp/biz/news/content_2347.html

これ、「親の病気」とかなら和田さんの主張はもっともだと思うけど、成人式だからなあ。
「地元の成人式に気兼ねせず出られる」ということ自体が強者の論理であることに気づかない和田さんは幼稚だと思う。
自分みたいなのは地元の成人式なんて嫌な思いしかしないのがわかりきっているので、出るという選択肢がそもそもないのに。
そしてアイドルの顧客って(特にハロヲタは)そうしたコミュニケーション弱者層なんだから、そこへの想像力をもって発言しないとダメでしょ。







「ダサピンク」云々の話、
結局「男女という軸」の代わりに「センスのあるなし」という軸で人間を区分しようとしている権力闘争にしか見えないので、これ以上言及する価値を感じない。
本当に必要なのは「自由と解放」であって、
普通のオッサンが自分がかわいいと思うピンク色の服を着ていても周囲の人間が引かないような社会になったらこういう問題は自然消滅する。
少し前に「サプール」というコンゴのファッション集団が話題になったけど、ああいうのが日本で受け入れられるかどうか。
日本人の中年男性という世界的に見てもっとも醜悪な身体がファッションにおいて自由を獲得することができるのかどうか。
オッサンが女性にピンクを規定したがるのは、オッサン(という身体)にピンクは似合わない(恥ずかしい)という暗黙の規定の裏返しなのだから。